転職サイトからみるテレビとインターネットの融合

太田ゼミ

2006年07月23日 22:06

 最近、エンジャパンがテレビでCMを流していますね。お笑いコンビの爆笑問題を起用して。そういえば、これまであまり、テレビで転職サイトのCMって見なかった気がします。

 転職市場、というものの性質を考えていくと、転職者はいま、どんどん増えているので、高価なテレビCMは必要なかったのかもしれません。だからこそこの度、エンジャパンがテレビでの広告を出したことはとてもおもしろいことだと思うのです。
 これまでも、インターネット広告では、たくさんの求人サイトが広告を出してきました。この手法がとられた理由を掘り下げてみると、やはり仕事中だけでなく、何気ないタイミングで、「転職したい…」と思わせる広告を打ち出し、クリックするだけで集客できるので、インターネット広告の利用は当たり前のものとなったのだと思います。
 では、サイトをテレビ広告で広めるという方法はどうなのでしょうか。テレビでCMを見て、「あ、いいな」と思っても、これまではインターネット利用者しか見られず、またわざわざ検索等で探さないといけなくて、インターネット広告ほどの手軽さ(アクセスしやすさ)がなかったのだと思います。
 ですが現在は、インターネット利用者も増え、すぐに検索エンジンで検索するというクセも人々の間に広まってきたので、テレビCMも選択肢として妥当性が生まれたのだと思うのです。最近はテレビCMを見ていても、検索窓が映像の中に埋められ「検索してね」というものも増えましたしね。

 テレビは廃れるのか、それとも融合していくのか、どちらの道に進むのでしょうか。

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