2007年02月08日
【23冊目】99.9%は仮説
どうも。お久しぶりです。「もう100冊企画は・・・・」という空気を読む気が全くない田中です。
みんな就活でなかなか更新できてないですね。
でも就活中に色んな社会人の方とか就活生と話すと(この前神大の金井ゼミの人がいました。テンション上がりました。)、当然ゼミの話になるわけで、もし名刺でも渡そうもんならそこにはblogのリンクが載ってるわけです。
ゼミ生にはおなじみG社やC社の方も「拝見しました」とのこと。。。
やっぱ「外向き」ってモチベーション上がりますね。
なんたってblogの質を高めんことには宣伝逆効果ですからね。
がんばろっと。
ところで、就活中に本読むっていいよ。
頭の肥やしになるっていうか、煮詰まってるときもいい感じに頭がほぐれます。
さて。竹内薫氏のベストセラー「99.9%は仮説」です。
実は飛行機が飛ぶ理由がいまいち解明されていないこと。とか
太陽のまわりにある惑星は本当に9個なのか(実際に冥王星が削られて8個になりましたね)
といった科学的なことを中心に、宗教、政治や身の回りのことまで
「我々の周りに当たり前のこととして存在していることはほとんど仮説でしかない」
といったことに気づかせてくれる本でした。本編にも出てきましたが、自分の常識が崩れていく感じが映画「マトリックス」観てたときの感覚に似てます。
自分の中の仮説だらけの僕には「相手がどういう仮説を持っているか考えろ!」というメッセージは刺さりました
ただ、、、就活してて人事部の人とか出向いてくださった営業の方と話していると、
「こんな頭固い人いるかな?」と思ってしまいます。みんなめっちゃ頭よくて、やわらかい
的確な受け答えや相手を思いやる気持ちって、ビジネスでは必須なんですかね。
「社会に出るってこと=第三者の目線(顧客、上司、取引先)に立つってこと」なんかな。とさえ思ってしまうくらいです。
そんな人達がびっくりするほどの本では無い気がするのです。もちろん自分の仮説や主観を完璧に捨てるのは無理やけど、世の中には仮説(=自分が信じ込んでしまっていること)があって、それを取り去るべきだということくらいは彼らはわかっているんではないでしょうか。
最初のページに載ってるさかさまの世界地図(あ。読もうと思ってた人ごめん)も、じっくり見たら気づくやろうし。
けど売れている。ということで
「売れる新書」について仮説を立ててみたいと思います。
①頭の良い人が、自分の頭の良さを確認できる
②わかりやすい文章で、新書とは思えないくらいテンポ良く読める
③テーマを「日常のちょっとした疑問」に設定して、そこについて全章を通じて議論する
さおだけ屋、ケータイを持ったサル、下流社会なども当てはまってる気がします。
例えば①なら、「本当に作者の言う"金銭感覚の無い人間"、"倫理に欠けた若者"、"下流に属する人"そして"仮説に縛られた人間"は、
こんな小難しい新書を読まないのではないでしょうか。」ということです。
普段から大学や社会に出て
新書を読んで頭のトレーニングをする。
で無意識にちょっとした満足感を得る。
「あ、自分はこの本で書かれてるような人とは違うな」みたいな感じで。
なぜか結論がひがみっぽいですね
では。
Posted by 太田ゼミ at 21:18│Comments(0)
│タナーリオ